振り込め詐欺の「進化形」が登場 最初のハードルを越えさせる手口とは? [新聞記事]



いまだに新聞の紙面に載る「振り込め詐欺」。
産経新聞に、その新しい類型が紹介されていました。

しかし、なぜ人間はこんな「怪しい手口」にひっかかってしまうんだろうか?

人は「初体験」の事柄については、かなり慎重になり、最初のハードルを越えるためにはそれ相当の勇気を使うものです。

でも、一度経験してしまうとそのハードルはなぜか「低く」感じる性向があるようです。

そこで詐欺師たちはその「最初のハードル」を如何に越えさせるかを考えています。

そしてもし、既にそのハードルを越えている人たちの「リスト」を手に入れたとしたら、それは
彼らの宝物になります。

わたしが行政書士だったころによく手掛けた案件で「内職商法」詐欺がありました。
ある依頼人は、最初に取り組んだ「内職」でうまく稼げなかったとき、別の内職業者から「これならうまくいきますよ」と勧誘を受けました。

それで仕事に必要だという「教材」を買わされて勉強しつつ内職に取り組みましたが、やっぱりそれもうまくいかなかった。

そしてまた別の業者から.......という繰り返しで合計8件の内職商法業者と契約し、300万近いクレジットだけが残っていたという状況でした。

これもターゲットリストを業者間で廻された典型です。

これらの契約はすべてうまく契約を解除して、残りのクレジット契約をすべて取り消し、一部支払ったお金の返金にも成功しましたが、いつもいつもこううまくいくとは限りません。

その会社が存在し、まだ存続しようとしている間なら契約解除・返金請求も可能です。
しかし、会社が倒産すると様相は一変します。
そんな優秀な弁護士でも「カネのないところから」は取り立てはできません。

みなさんも、お心あたりのあるかた、または危ないお知り合いのいる方は、どんなケースにせよ
早く専門家に相談することをおススメします。



タグ:詐欺
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